カミソリ負けを治すのは市販薬でいい? 皮膚科ではどんな治療をする?
カミソリ負けを治すのにはすぐに対処することが大切ですが、自分で薬を塗るべきか皮膚科で診察を受けるべきか迷う方も多いでしょう。
また、市販薬は種類が多くてどれを買えばいいのか判断に困りますよね。
そこで今回、カミソリ負けを治すのにどの市販薬を選ぶべきか、もしくは皮膚科に行くべきか、カミソリ負けの正しい治し方を知りましょう。
■こんな人にオススメ
・カミソリ負けをしてはやく治したい
・カミソリ負けに効果的な市販薬を知りたい
・カミソリ負けで皮膚科に行くべきか迷っている
目次
1.カミソリ負けに効果的な市販薬と選び方
カミソリ負け専用の塗り薬や殺菌作用のある薬を使用しましょう。
だいたい1,000円から2,000円の価格帯が一般的です。
1-1.カミソリ負けに使用される主な市販薬
・抗菌薬
・抗炎症薬
・保湿剤
・抗ヒスタミン成分入り外用薬
・ステロイド入り外用薬
カミソリ負けは、傷への細菌感染が原因ですので雑菌の繁殖をおさえ、症状の悪化を防ぐ抗菌薬(抗生物質)で対処できます。
他にも炎症を抑える抗炎症薬やかゆみ止めの抗ヒスタミン成分入り外用薬や、肌の保護に有効な保湿剤など、それ単体の市販薬もあれば、何種類か配合されている市販薬もあります。
1-2.カミソリ負けを治すための市販薬例
- ・抗炎症成分のウフェナマートを配合「ケアノキュア(小林製薬)」
- ・抗炎症成分のグリチルレチン酸を配合「新レスタミンコーワ軟膏(KOWA)」
- ・コリスチン硫酸塩とバシトラシンを配合「ドルマイシン軟膏(ゼリア新薬工業)」
- ・保湿成分と抗菌成分を配合「オロナインH軟膏(大塚製薬)」
- ・抗ヒスタミン成分を配合 低刺激軟膏薬 「スキンセーフ APクリーム(エスエス製薬)」 など。
ヘパリン類似物質
皮膚の状態がヒリヒリする程度で、まだ傷はできていないという場合に使用できる薬です。
ヘパリン類似物質には保湿・抗炎症・血行促進の効果があり、炎症をおさえてカミソリ負けした肌荒れを改善します。
さらに、皮膚に水分を与えることで乾燥を防ぎ、皮膚のバリア機能を改善することができます。
ステロイド
カミソリ負けによって皮膚に傷ができてしまっている場合は、ステロイドを使用します。
皮膚の炎症に対して処方されることが多い薬で、体の免疫反応を抑える働きがあり、過剰な免疫反応を抑えるには優れた効果が期待できます。
ただし、長期に使用すると皮膚が委縮なるなどの副作用も報告されていますので使用には注意が必要です。
アンテドラッグのステロイドは他のステロイドに比べると副作用が少なく、比較的安心して使用することができます。
2.使ってはいけないカミソリ負けを悪化させてしまう市販薬
カミソリ負けをしてしまったからと安易に手持ちの皮膚治療薬を使用してはいけません。
皮膚治療薬にも種類があり、間違った使用をするとかえって悪化させてしまうおそれがあります。
2-1.カミソリ負けとよく似ているニキビの治療薬
カミソリ負けに使ってはいけない薬として代表的なものに、ニキビ治療薬があげられます。
カミソリ負けとニキビは症状が見分けにくいので判断が素人ではつきにくいものです。
ただし、ニキビ治療薬には硫黄が含まれていることがあり、肌が乾燥する硫黄を含むニキビ治療薬カミソリ負けに称すると症状が悪化してしまいます。
2-2.強いステロイド系のかゆみ止めも慎重に使うべき
カミソリ負けでかゆいからといってステロイド剤を使うと肌の雑菌に対する免疫力が落ち、菌が繁殖することがあります。
もちろん、上述のようにステロイドは用法・用量を守って適切に使えば問題ありませんし、顔やデリケートゾーンに使用できるものです。
ただし、長期にわたって使用することは避けましょう。せいぜい1週間くらいが目安です。
ニキビの場合や、真菌、細菌やウイルスによる感染症の場合は、ステロイドを使用すると悪化することもあるので注意が必要ですから、自身の判断で解決しようとせず、医師による治療を受けることをおすすめします。
3.カミソリ負けに改善が見られないなら皮膚科の治療
カミソリ負けはただの肌荒れとは違うため自己流の間違った対処法を続けた結果、症状が悪化してしまうことも少なくありませんので、正しい治療が必要です。
症状の程度によっては治ったとしても、傷痕や色素沈着が残ることもありますので、以下の場合は自己判断では市販薬を使用しないでください。
- ・2~3日市販薬を使用しても改善が見られない
- ・症状を繰り返している
- ・膿んでいる
- ・ただれている
カミソリ負け用の市販薬も多く出ていますが、湿疹やかゆみなどが出る原因は複数あるため、これらの症状の場合は皮膚疾患治療の専門である皮膚科の医師の診察がオススメです。
カミソリ負けなのか、その他の原因で肌荒れが起きていてるのかを適切に判断・対処してもらえます。
3-1.検査・診断
通常は特別な検査を行わずに診察のみで診断されますが、症状が改善しないなどの理由で原因菌を確かめる必要がある場合は、細菌培養検査を行って原因の菌を調べることもあります。
3-2.治療法
具体的には抗菌薬の内服・抗菌薬軟膏・ステロイド外用薬・抗生剤・保湿剤・ビタミン剤などの塗り薬を用いて治療します。
2~3日もすれば、症状が落ち着いてくるでしょう。
症状にあわない市販薬より、医療機関で処方された薬の方が保険適用になり、早く治療ができるケースもあります。
4.カミソリ負け予防はカミソリの見直しや顔の肌保護が最善策!
当然ながらカミソリ負けはしないように予防することが第一です。
日々のお手入れが重要で、肌をカミソリの刃からきちんと保護していくことも大切。
市販薬や皮膚科の治療でカミソリ負けを治せても、また次々とカミソリ負けするようではいけません。
・清潔な肌とカミソリ
・肌保護のためのプレシェービングローション
この2点を必ず守ってください。
まとめ
カミソリ負けは軽度の皮膚症状ですから、普通は病院に行かなくても市販薬で治っていきます。
しかし、市販薬によって症状が良くなっても、短期間でまたカミソリ負けを繰り返してしまう場合は、一度、皮膚科を受診しましょう。
カミソリ負けしないためには、日々の正しいシェービングと顔の肌保護が一番大切です。
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